設立趣旨書

設立趣旨書        

1  趣旨    

・NPO法人闘牛と錦鯉の伝統文化を守る会設立の意義
 闘牛は千年の歴史のある日本の貴重な文化遺産であり、国指定重要無形民俗文化財に指定されている。
闘牛と錦鯉の伝統文化についての貴重な文献も多数ある。
 錦鯉は五百年の歴史のあるこの二十村郷の地域で産まれた、世界でも人気のある観賞魚で。日本農業遺産に指定されている。
また、小千谷市、長岡市、新潟県の魚に指定されている。
この貴重な文化遺産はこの長岡市民の誇りである。
 これを市民の手で守り、保存し、文化を伝え、文化的な価値を地域外の方々にまた世界の方々に伝え文化的な価値を高めていく。

・定款で行うとしている、特定非営利活動事業の目的
 この法人は、闘牛と錦鯉の伝統文化、棚田棚池の自然景観を保存して守り、山古志地域を含む旧名越後二十村郷(現在の山古志、川口、太田地域、小千谷市の東山地域等)を振興し、闘牛と錦鯉の伝統文化を伝え、文化的価値を地域外の方々、長岡市の市民の方、他地域の方、また海外の方に対して、伝える事業を行い、文化的価値の増進に寄与することを目的とする。
 

・定款で行うとしている、特定非営利活動事業の内容

  ㈰ 地域の保全及び振興、棚田、棚池の自然環境の保護に関する事業
㈪ 闘牛と錦鯉の伝統文化の著作権、商標権などの知的財産権を守る事業
㈫ 闘牛と錦鯉の伝統文化の文化的価値の告知発信のため、ホームページの作成、講演会、写真展、見学会の開催事業。
  ㈬ 闘牛と錦鯉のキャラクターデザイン制作事業
  ㈭ 地域の保全及び振興のため省エネルギー設備、薪ボイラー、小型水力発電などの研究開
発事業

 闘牛と錦鯉は貴重な伝統文化であるが、伝統文化であるが為、今まで市民活動としてその文化的価値を発信してこなかった、市民活動として闘牛と錦鯉の伝統文化を保全し、文化的価値を発信して高めていく。
 闘牛と錦鯉の伝統文化は、山古志地域を含む旧名越後二十村郷の地域の棚田・棚池から産まれた。
しかし現在、長岡市山古志地域は、中越大震災以降、人口が半減して、過疎化が進み、令和4年4月現在人口は800人ほどになってる。
 高齢化、過疎化のため、若い人は少なくなっている。そのため、棚田、棚池の自然景観を守り整備していくことが急務となっている。
また今は錦鯉ブームであり棚田を棚池に作り替えているが、棚池は土を固めて作っただけであり、地震等の自然災害に大変に弱くなっている。山古志地域の棚田は長岡市の自然堤防にもなっている。棚田を守ることは防災の為にも必要である。

・任意団体ではなく、特定非営利活動法人を設立する理由

 闘牛と錦鯉の伝統文化を守ることは非常に公益性が高くまた、錦鯉、闘牛を通じて富裕層の実業家の方々に多くのファン、愛好家を持っている。
また、大学においても、個々のお名前をあげる事を差し控えるが、長岡技術科学大学、長岡造形大学、長岡高等専門学校、新潟大学、東京大学の教授の方々でファンの方は沢山いる。
また政治家の方にも、沢山のファンがいてご支援いただいている。
また市民の方にも闘牛と錦鯉の伝統文化のファンの方は沢山いる。
その方々と協力して、共に活動して、千年の歴史のある闘牛と錦鯉の伝統文化の素晴らしさを、山古志、二十村郷の現状と、問題点を供に考え発信していく。
 公益性が極めて高い活動のため、法人格を持たない市民の活動団体、闘牛と錦鯉の伝統文化を楽しむ会の活動を離れ、特定非営利活動法人を、設立する。
 この活動は、山古志二十村郷の自然を愛し、牛と鯉の動物と四季の風景と共に生きた先人の文化を伝えることであり、この伝統文化を千年も間守り文化遺産として伝え残してくれた先人に対する義務である。

2、 申請に至るまでの経緯

 市民の方々に闘牛と錦鯉の伝統文化を伝え伝統文化に親しむ為に法人格を持たない市民の活動団体として、闘牛と錦鯉の伝統文化を楽しむ会を平成27年8月に設立して、闘牛と錦鯉の伝統文化講演会、風景写真展、見学会の開催してきた、伝統文化の素晴らしさを、また地域の問題点も実感し、活動が法人格を持たない個人の市民活動団体では、活動が小さすぎる。地域に貢献する活動になっていないと反省した。
 そこでこの度、NPO法人を設立して活動の場を広げてまた地域の問題も解決していく、会員の力を合わせ、闘牛と錦鯉のファンの方々のお力をお借りして、山古志二十村郷の地域の振興の為の活動をする。

令和4年4月10日

特定非営利活動法人 闘牛と錦鯉の伝統文化を守る会
設立代表者 住所 長岡市豊詰町 219番地20
氏名 篠田 康弘